大林くんへの手紙【電子書籍】[ せいのあつこ ]
<p>成績優秀ではあるものの、あまり目立たなかった大林くんが、ある時から学校に来なくなった。
クラスの男子数名と、非常階段を使って立ち入り禁止の屋上に勝手に入ったため、担任の先生にひどく叱られた。
さらに反省文を書かされることになったが、大林くんだけ書けなかった、といううわさもあった。
そこで、大林くんに、クラス全員で手紙を書くことになった。
その際、適当に「作文」してしまったことを後悔した主人公の文香は、悩んだ末に、まずは「いつかちゃんとした手紙を書きます」というだけの、ウソのない手紙を出すことに。
その後、文香は休み時間になると、大林くんの椅子に座るようになった。
「たぶん、大林くんがこの椅子に座って見ていたのと同じ景色を、わたしも見ている。
」果たして大林くんの心が動く日はくるのだろうか。
本当のやさしさや友情とは何かについて、ヒントを与える一冊。
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